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ゾッとする話『Nちゃん』

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皆さん、こんにちは。

今回は、ゾッとする話を紹介しようと思います。

 

 

 

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『Nちゃん』

 

この話は僕が中学生の頃からの話です。

 

僕が通っていた東京の中学校は春を迎えるごとにクラス替えをする学校で、

中学最後の春になると、新たな担任の先生、そして仲間たちと新年度を迎えました。

 

恋愛観に関して

小学生の頃とは異なり、

中学生になると、相手に「両想い」を求めるだけではなく

カップルとして「付き合う」ということを求めるように変わり、

学校中の誰もがそれを求めていました。

もちろん僕もです。

 

新しいクラスになったので、

教室の中で友達と一緒に「可愛い女子いるかな」と探していると、

思わず見とれてしまうくらい可愛いなと思う女子がいました。

 

「あの子可愛いな...」

と僕は無意識に呟いてしまったので、

「おい、誰が可愛いって⁉︎教えろよ‼︎」

と、男であれば誰もが経験したことがあるであろう質問を僕は友達から受けました。

「ほら、あの子だよ。」

とNちゃんを指して言うと

「あ〜、確かに可愛いわ」
その場にいた男子のほとんどがそう答えました。

 

この日の帰り道、自宅に向かって帰っていると

僕の歩いている方向の先にNちゃんが歩いてました。

「お、これはチャンスかもしれないぞ」

そう思った僕はNちゃんに話しかけに行きました。

下校中、お互いの仲の良い友達や、好きなこと、習い事などについての話をして

仲良くなった僕たちは電話番号とメールアドレスを交換して、

帰宅してからメールのやり取りを始めました。

 

それから1ヶ月が経ち、学校中のみんなが

「あいつら付き合ってんのかな」

と噂をするくらいまで仲良くなった僕とNちゃんは

まるで周りの人たちの噂に乗っかるような形で付き合い始めました。

 

それから夏祭りや映画や海、近くの街に散歩したりと様々な場所に行ったり、

週に一回は学校からの帰り道を一緒に歩いたりと、

付き合ってからさらに仲良くなっていきました。

 

そんな幸せな日々の中、

僕のNちゃんへの気持ちが薄くなってしまったのは

卒業間近の3月中旬のことでした。

 

3月になると、すでにみんなの次の進路が決まっていて

僕は○○高校に行くということが決まっていました。

Nちゃんは△△高校に行くことが決まっていたので

僕とNちゃんは4月から別々の高校に通うことが分かってました。

 

4月になり高校生になると今までとは違い、

二人で会える時間が大幅に少なくなるので

卒業間近の3月に入ってから、僕とNちゃんは毎日一緒に下校するようになりました。

 

二人で下校しているある日、

今までNちゃんが僕にしたことないような質問をしてきました。

「ねえねえ、この子可愛いと思う⁉︎」

Nちゃんが携帯を取り出し、その画面に写っている僕の知らない女の子の写真を見せながら

僕にそう聞いてきました。

「いや、可愛いとは思わないな。」

そう答えると「そっか」と言って、また同じように今度は違う子の写真を見せて

「じゃあこの子は可愛いと思う⁉︎」

と聞いてきました。

今度はさっきと違って

「ああ、可愛いと思うな。」と

僕が答えるとNちゃんが少しイラっとしたように見えました。

とはいえ彼女からすると、

彼氏が自分以外の女の写真を見て「可愛い」と言うことを

快く思わないのは当然だと思っていた僕は

Nちゃんがイラっとしたことを気にとめませんでした。

その後も同じことを数回繰り返したところで

互いの自宅に向かう道の分かれ道に着いたので、

その場で「またね」と交わし家に帰りました。

 

家に帰ってから友達と遊ぶ約束をしていた僕は、

友達に会ったらさっきの彼女とのやり取りを話そうと思ってました。

 

友達と合流し先程の彼女との話をすると、

「それをやる意味ってなんだ⁉︎」

と友達が僕に聞いてきました。

僕は正直それを行なった意図が分からなかったので

「こんな質問しても嫉妬するだけで終わるのに意味ないよな笑。」

と答えると、友達は「んー」と考え込んだ後に携帯を取り出して

「もしかしてNちゃんがお前に見せてた女子の写真ってこれか⁉︎」

と言いました。

その携帯の画面に写っていたのは写真自体は違いましたが、

確かにさっきNちゃんから見せてもらった女の子と同じ子が写っていました。

「え、同じ女子だ...」

「じゃあこの子の写真も見た⁉︎」と友達は続けて別の女子の写っている写真を

僕に見せました。

「この女子もさっき見たぞ...。というか、なんでお前もその女子たちの写真を持ってんだよ‼︎」

思わず僕は友達に聞きました。

「え、だってこの女子たちは俺たちが4月から通う○○高校の新1年生たちだもん。つまり4月から俺らの同級生になる女子‼︎今から可愛い子にはアタックしないとな。ってことですでにラインのグループができてて、そこにこの子たちがいたわけよ。お前もグループライン入れよ‼︎

まあ、お前とNちゃんは高校違うからNちゃんがお前の気持ちが離れることを心配してその質問したんだろうな。とりあえず遊ぼうぜ‼︎」

僕はその通りだなと思い、その日はNちゃんとのやり取りを忘れて遊びました。

 

 

友達と遊び終わり、

家に向かって歩いているとNちゃんから電話が掛かってきました。

Nちゃんからの電話というのは分かっていましたが、

友達との遊びで疲れていたので電話をする気力もなく、

そのまま電話に出ずに帰ってシャワーを浴びました。

シャワーを浴びて携帯を見るとNちゃんから着信が何件も来ていたので

電話をかけ直すと

「なんでさっき携帯見たのに電話でなかったの。」と

暗い口調でNちゃんが喋り始めました。

「まあいいや。ところでさっき見せた写真の子なんだけどね。君が可愛いって言った子いるじゃん。その子住んでる場所は△△って所で、中学は▲▲中学校らしいの。塾は●●って所に通ってたらしくて、部活はバレーボール部で学級委員長だったらしいよ。すごい優秀らしくて先生や先輩・後輩からの信頼も厚くて、友達も多いんだって‼︎でもね...さっき交通事故に会ったらしくて入院したらしいの。本当にかわいそう。君と同じ○○高校に行くはずだったらしいんだけど、どうやら入学式はもちろん、そもそも○○高校に通えるかも怪しいんだって。彼女スポーツ推薦で決まってたみたいだから怪我してスポーツできないと学校側が入学拒否しちゃうみたいでさ...」

僕はなんだか恐ろしくなり電話を切りました。

 

 

 

この電話が会ってから僕はNちゃんに恐怖を抱き、

彼女への感情も薄れました。

「別れよう」とメールを送ってから連絡は取ってません。

そして○○高校に入学して知ったのですが、

本当にあの子は交通事故に会ったらしいです。

 

 

 

 

でも25歳になって今思うのは「別れよう」というメールだけで僕とNちゃんとのやり取りを終わらせてしまったのは良くなかったと思うんです。

なぜなら一方通行な気がするからです。

もっと話し合うべきだったと思うんです。別れについてしっかりと...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だって今Nちゃんが目の前で、

僕の彼女を道路に突き飛ばしたんだから。

 

 

 

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皆さん、いかかでしたでしょうか。

ちなみにこの話はフィクションです。

 

100人のうち1人でも「怖かった‼︎」と思っていただけたら嬉しいです。

 

またいつかこういう怖い系の話をしていきたいと思います。

 

 

皆さん、最後まで読んでいただきありがとうございます‼︎

 

 

 

 

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